
クロッグとは
クロッグは、サンダルのようなリラックス感と、正面から時の見たシューズのようなきちんと感があり、幅広いシーンで活躍するアイテムです。カジュアル過ぎない、履くだけでキマる、おすすめのクロッグをご紹介します。
クロッグとサボの違い
クロッグは英語、サボはフランス語で、「足のつま先から甲を覆う靴」を意味します。甲を覆う部分のシルエットに丸みがあり、かかと部分が露出しているデザインが多いです。
※かかとまでカバーされているデザインでも、クロッグと呼ばれます。木をくりぬいて作った木靴をルーツといわれており、だからこそ靴底には木や厚めのコルクを使用されたものが多いのかもしれません。
クロッグ(サボ)の魅力
1.脱ぎ履きが簡単
かかと部分が露出していることが多く、シューズよりも簡単に脱ぎ履きができます。
近所のちょっとしたお出かけにも、さっと履いてすぐに出発できるのは、かかとがホールドされていないからこそ、といえます。
2.リラックスした履き心地
つま先にゆとりがあり、シューズよりもリラックス感があります。サンダルのような気楽な履き心地はそのままに、つま先がしっかりと保護されているため、オープントゥのサンダルよりも安心感を得られる点も魅力です。
3.オールシーズン楽しめるデザイン
春夏は素足で履いて、秋冬はソックスやタイツと合わせて、オールシーズン楽しむことができます。ブラックやホワイトといったベーシックカラーのソックスから、レッドやオレンジといったカラフルなソックスまで、合わせるソックスによって印象も大きく変えられます。つま先が覆われているため、サンダルよりもあたたかく、足先の冷えを気にしている方にもおすすめです。
クロッグ(サボ)を
選ぶうえで、押さえておきたいポイント
1.サイズ選び
かかと部分が露出しているため、履き心地はアッパーのホールド感が大きく影響します。シンプルな構造だからこそ、サイズ選びは慎重に進めましょう。サイズが小さすぎても、大きすぎても快適な履き心地にはなりません。つま先に若干の空間があるサイズを選ぶには、まずオープントゥのサンダルで適切なサイズ確認し、次にクロッグを試着する、というステップがおすすめです。
詳細はビルケンシュトックのサイズをご覧ください。
2.履き心地を左右する素材
クロッグは、甲を覆うアッパーの素材によって、着用イメージが大きく変わります。ナチュラルレザー、オイルドレザー、スエードレザーなど、自分の着こなしにはどれが似合うか?どんな経年変化を楽しみたいか?様々な角度から、自分にぴったりの1足をお選びください。
オイルドレザー
たっぷりとオイルを含んでいるため、履きこむほどにやわらかくなります。お手入れ次第で、マットな質感、ツヤのある質感など、表情が変化します。独特のムラ感があり、カラーによっても大きく印象が変わります。
ビルコフロー
ビルケンシュトックオリジナルの合成皮革のため、お手入れも簡単です。
スムースレザー
履き始めは固さを感じますが、履きこむほどにやわらかくなります。履きジワや色の変化など、自分だけの1足に仕上がっていく様を楽しめる1足です。高級感のあるツヤが出るため、きちんと感とリラックス感を両立させ、社内履きにもおすすめです。
スエードレザー
新品の状態からやわらかく、足当たりのいい素材です。窮屈さを感じさせないため、足の骨が当たることを気にして靴選びに悩みがちな方にもおすすめです。
ウールフェルト
見た目も履き心地も、あたたかな素材。レザーとは違った、やわらかな表情をお楽しみいただけます。
3.豊富なデザインや注目すべき機能
BOSTON/ボストン
「ビルケンシュトック」のクロッグとして、 最も知られているモデルといえば、 「ボストン」です。指を開放させる丸いフォルム、様々な着こなしにマッチする汎用性、さっと履ける手軽さなどから、1978年に登場して以降、多く方に愛されてきました。フットベッド全体をナッパレザーで覆った「エクスクイジット」や、豊富な素材やカラーからお気に入りの1足を選べます。
BUCKLEY/バックリー
若い方に人気の「ビルケンシュトック」のクロッグです。モカシン風で、アッパーのヒール部分がわずかに高く、一見シューズにも見えるため、よりカジュアル感を抑えられます。
甲の部分にある1本のベルトにプラスして、ベルトの内側にゴムが入っており、足の甲にピタッと添います。「ボストン」だとゆるく感じるという足幅が狭い方におすすめです。大変軽い点も魅力のひとつといえます。
TOKIO/トキオ
甲の部分にある1本のベルトでフィッティングを調整する仕様はそのままに、バックストラップが付いたクロッグです。
履くだけで静電気が緩和される「ESDシリーズ」は、手術室や精密機械を扱う工場など、静電気が気になる場所での着用に最適です。フットベッドに付いている黒い印から静電気を持続的にゆっくりと放出します。 ESDシリーズを見分ける方法は、アッパーに付いた黄色いバッジがあること。さらにEVAソールよりも滑りにくく、 「ビルケンシュトック」のロゴが入った「スーパーグリップソール」もあり、人気です。
医療従事者や調理師など、職業柄プロフェッショナルな機能性モデルをお求めの方に欠かせないクロッグです。

MAROKKO/モロッコ
2つの可動式ベルトがポイントの、クロッグです。しっかり歩きたい時は後ろ側のベルトをかかとのベルトとして使用し、脱ぎ履きしやすくしたい時は前に倒して履くことか可能。さらに「トキオ」同様にEVAソールよりも滑りにくい「スーパーグリップソール」の仕様です。可愛らしいフォルムと、歩くとちらりとみえるビルケンシュトックのブルーのロゴが遊び心をくすぐります。アッパーの素材がビルフローのため、レザーのお手入れが苦手な方にもおすすめです。
SUPER-BIRKI/スーパービルキー
A630/エーロクサンゼロ
一体成形タイプのクロッグです。水濡れにも強く、フットベッドを外して水洗いも可能です。ガーデニングやお風呂掃除などのシーンで活躍します。どちらのモデルも、足をすっぽりと覆い、グリップ力があるため、雨の日に愛用される方も多いモデルです。
※フットベッドは水濡れを避けてください。
さらに「エーロクサンゼロ」は、医療の場や調理場、工場などで愛用されることを想定された「プロフェッショナルシリーズ」です。
FANNY/ファニー
TRADITIONAL CLOG/
トラディショナルクロッグ
「ビルケンシュトック」の姉妹ブランド「パピリオ」や、「タッラ」のクロッグは、ヒール部分が太く安定感があります。ヒールの高さのわりに、グラつかず歩きやすいと評判です。
シアリング
ビルケンシュトックの「ボストン」や「バックリー」のクロッグには、シアリング(羊毛)モデルも揃っています。春秋には素足で履いてボアの肌触りを、冬はソックスと合わせて抜群のあたたかさを楽しんでいただけます。足先の冷えを気にしている方にもおすすめです。
ビッグバックル
ビルケンシュトックの「ボストン」には、存在感のある大きなバックルが特徴のクロッグもあります。ヌバックレザーを使用しており、マット感が女性らしさをより引き出してくれます。